お金というのは、白い紙に「お金」と書いたって、お金にはなりません。
お金とは、だれかの財布に入っていた「お金」です。ようは、有限ということです。
新しく増えることもなく、ただ限り有るなかで、回っているのです。
お金を貰いました。それは人から、会社から、色んなところから流れに流れて自分にきます。
では、貯金をしたとしましょう。なにが起きると思いますか。
答えは簡単です。今まで流れていたものが自分で、止めてしまう、ということです。
自分だけはいい、そんな考えは回りに回って自分に来ることぐらい、人生を生きてきたら経験済みでしょう。
逆もそうです、良いことをすれば、そのとき見返りがなくても、いつか、どこか、で返ってくるものです。
お金も同じです。いつか、どこか、で返ってくるのです。それも思っている以上に多く。
「理由のある貯金」はしょうがないことです。クルマを買うため、旅行に行くため、今お金がないので実行できないのですから、しょうがないことです。
ただ、やってはいけないことは、「理由のない貯金」です。とりあえず、とくに買うものもない、行くところもない、ただただお金だけが貯めていく。将来のため、なにかのため、理由がないものは決して良いことにはなりません。
あなたが「理由のない貯金」をしたばかりに、だれかがリストラになった、会社が倒産した、子供のためにプレゼントを買おうにも給料が上がらない、回りに回って起きる出来事なのです。それが回りに回って自分に来るのです。
不思議なもので世の中とはそういう作りになっています、神様はどこかで見ているのでしょうかね。
お金を稼ぎたかったら、貯めるよりも使いましょう。
回りに回って、自分にまた大きく返ってきます。
成瀬